『狂行、7日間日本一周船の旅、その3』 「荒海日誌、030526・・・・」って、壊れつつあります。(w
(写真旅行記 2003年、日本一周志布志FT参照)
『志布志フェリーターミナル』
5月26日、16:50時
垂水港から鹿屋を経て1時間30分。
途中、地元の雑貨店に立ち寄り、鹿児島の甘い醤油を入手する。
親父の単身赴任先から持ち替えあった味が忘れられず、今回の旅で入手しようと思った次第。
*鹿児島醤油とでも呼ぶのでしょうか。お刺身や納豆に使うと美味しいんだわ。これが・・・
そんなこんなで九州最後の地、志布志FTに到着する。
出港準備中の「さんふらわあ」マークをつけた大きな船体の前に、古ぼけたターミナルがポツンとつっ建っている。(旅行記写真志布志FT,1〜3枚目)
ウゥ、両方共になんかボロイ感じ・・・
不安な気持ちを抑えつつ、ひとまず乗船手続きカウンターへ。
カウンター横には注意書きが・・・なになに。
「本日は、発達した低気圧の影響で船が大きく揺れることがございます。場合によっては到着時間が遅れることもございますので、御了承願います。」だと。
乗船券を求める際にも同じ事を聞かされたので、ついでに下り便の状況を訊ねてみた。
低気圧の影響による波浪の影響で、かなり揺れてしまい、おかげで到着時間が1時間以上遅れてしまったそうな。
やれやれ、今宵のお楽しみが一つ増えちゃいそうだ。 (-_-;)
17:00
スピーカーが乗船開始準備を告げる。
船の写真を撮りまくっているうちに、私の車以外は皆さん乗船してしまう。
「車両ナンバー○○○○の運転手さーん」と係員さんに呼び出されてしまい、あわてて車に駆け戻り、乗船とあいなった。 本日2度目のDQN! orz
ベッドが搬送できるぐらいの大型エレベーターでエントランスへ。(旅行記写真志布志FT、8枚目)
車椅子や緊急時の担架対応だと思うが、嬉しい配慮に◎。
にこやかな女性スタッフ2名と事務長さん達がお出迎え。
いや、本当、女性の笑顔に勝るサービスはなし!
てきぱきと船室を案内してくれる。
そして、波浪により船が揺れる事、それによる延着の恐れが有る事、場合によってはレストラン・風呂の早期閉鎖を伝えてくれる。(旅行記写真志布志FT、7枚目)
今回お世話になる船は「さんふらわあ さつま」。
ホールの内装は重厚なトーンでまとめているが、天井が低く圧迫感があり、やや重苦しい感じ。
その他にも、階段の手摺りが金メッキ風で若干ケバイ感じが△。(旅行記写真志布志FT、9枚目)
事前に調べた限りでは、もう少し高級なイメージがあったのだが・・・・
が、今回利用した1等B個室は◎。(旅行記写真志布志FT、4枚目)
寝具や部屋のサイズで結構ガッカリする船が多いだけに高評価。
ユニットバスが無いだけで、下手なビジネスホテルよりよっぽど居心地が良い。
とりあえず荷物を置いて船内探検。
展望サロンは翌朝まで閉鎖とのこと。
仕方なくエントランスホールから上のデッキへ移動。
レストラン入口では、事務長さんが食券販売機の使用方法をお客さんに説明中。
私と目を合わせた事務長さん。
「レストランが開きましたので、お客様もご利用ください。」と笑顔で対応。
商売熱心で人当りの良い事務長さんに◎。
とりあえず、出港風景を見てからお邪魔しますと告げ、デッキへ。
出港準備を見ながら、博多到着後から今までの九州滞在時間がたったの23.5時間だったことに今更気付く。
まさに逆さ台風のような旅行だった。(旅行記写真志布志FT,5枚目)
何してんだろうな〜、俺。(w
空を見上げれば、台風の前触れのような強風で、雲が風に押し流され、夕日が出たり隠れたりの不安定な天候状態が続いている。
一方、港外の日向灘は大きな白波が立っており、かなりの荒れ模様。
本日の波浪予測は、日向灘から高知沖にかけて波高4m以上との事。
本日の悪運もこれまでか・・・・
乗船前から気になってはいたが、船体のコンディションはあまり良くない。
換気ルーバーや手摺りに錆が目立ち、おざなりな補修が船をいっそう薄汚れた印象にさせている。
見上げたオレンジのファンネルも、手抜きの塗装と錆による汚れが目立つ。(旅行記写真志布志FT,6枚目)
確か本船は、先月にドッグ入りしたはずであるが・・・・
この辺り、会社の運営方針に疑問を感じる。
もっと船に手をかけてやって欲しいものだ。
一昨日の「ニューれいんぼう べる」から比較してしまうと、何とも残念である。
『わ〜い、飯の時間だぁ。って、お馬鹿丸出し!』
先程デッキで見たあの波浪。
レストランや風呂がいつ閉鎖されても不思議では無い。
やはり、去年11月に利用したSNFさんの「らいらっく」で、大荒れにより、風呂が早々に閉鎖されてしまい、不快な一夜を過ごした事を思い出してしまった。
今回は、早めに食事と風呂を済ました方が良さそうである。
出港を見届けてから船内に戻リ、先程のレストランへ。
発券機で夕食バイキングを購入。¥1500也(子供¥1200也)
プラスティック製のトレイ皿に料理を盛り込む。
ここで、BHLさんにお願い。
小学校の給食に使うようなプレートはやめようよ。
*あるでしょ、1枚に3・4箇所に窪みのある皿が・・・
メニューは、普通の定食屋さんにあるようなもの。
ご飯とお味噌汁は、これまた業務用がドカンと食堂中央に置いてあり、セルフでお給仕。
何だか学食や社内食堂のようで興ざめ。
取り小皿も、使い捨てプラスティック製で×。
食べ終わった食器も指定のテーブルに戻すセルフ式。
すぐに片付けてはいるのだが、バイキングカウンターの近くにあるのが×。
バイキングカウンターでお客が料理を選ぶ横に、残飯の残った皿が目に入るのはどうかと思う。
省人化は理解できるが、この辺は配慮をお願いしたいものだ。
ともあれ、食事を終える頃に船は港外へ。
港外に出た途端、船が揺れ始める。
『展望風呂』
格下の「ニューらぶ」より狭いんでないかい。
と言うより、東日本フェリーの浴場はかなり大きく設計されているだけに、比較対象にはならないのだけど・・・
風呂は湯船2槽、水風呂1槽とサウナルームが完備。
洗い場の数も8名分とシャワーブースが2名分。
エンジ色のタイルに違和感を覚えつつ、車中の汗を流す。
船の揺れにあわせ、お風呂の湯も踊る。
湯船と湯船の境を湯波(?)が越えていく。
時折、水風呂の波が背中を襲う。(ウォッ、冷めた!)
これが何故だか妙に気に入ってしまい、結構な長風呂になってしまう。
温まりすぎた身体を冷やす為、エントランスホールでアイスを舐めながら海を眺める。
薄暗くなった舷窓を覗くと、ちょうど内航貨物船を追い抜くところ。
貨物船はうねりにがぶられ、バブルスバウを露出しながらノロノロと航行している。
他の乗客も「大きな船で良かったね。」等と言いつつ、貨物船に視線を向けている。
彼らの安航を祈るばかりである。
都井岬を通過し、本格的な揺れが始まり出す。
早々に、レストランと風呂の早期閉鎖の案内放送が始まる。
さっきまで外を眺めていた乗船客達が何時の間にか姿を消し、エントランスホールは私一人。
夕闇に沈む海を眺めるのも飽きてきた。
長風呂と今日の旅の疲れが出てきたのか、しきりと欠伸が出てくる。
少し早いが、船室に戻って眠るとしますか。
『大阪南港』
2003年5月27日、06:00
昨晩は揺れたらしいのだが、熟睡しすぎて気付かず。
なんだか損した気分。
船はとっくに大阪湾内に。
天気も回復しており、和歌山の山々がきれいにのぞめる。
朝食をとりに、レストランへ。¥1000也
アナウンスが始まり、予定入港時間が遅れ、9時になるとの事。
こちらは余裕のスケジュール。
むしろ、船に乗れる時間が長くなることに満足!
エントランスホールで、旅日記をPCに入力する。
展望サロンが開放されていたらしいのだが、すっかり忘れてしまい、下船後に気付く。
次回のお楽しみって事で・・・(w
『瀬戸内海航路オールスターズ』
09:00
沖止めされたフェリーを横に見て、大阪南港に入港。(旅行記写真志布志、10枚目)
*「さんふらわあ こばると」らしき船影と、その後方にもう一隻が。
きれいに晴れあがった大阪南港かもめターミナルに着岸。
下船後、あらためて「SF さつま」を撮影する。(旅行記写真志布志FT,11・12・20枚目)
ちょうど、「SF にしき」がタグに先導されて入港して来る。(旅行記写真志布志FT、13〜15枚目)
撮影を終え、南港に急ぐ。
車を駐車場に置き、だだっ広いフェリーターミナルを端から端まで歩き廻る。
荷役中のシャーシの間を邪魔にならないように。
いや〜、それにしても壮観である。
全てのバースにフェリーが着岸しているではないか。
「フェリーこうち」(写真下上段左)「フェリー北九州」(写真下上段右)「フェリー京都2」(写真下下段左)「オレンジ8」(写真下下段右)「さんふらわあ
にしき」
1時間の延着のおかげで、いろんな船を見ることができました。 ←やっぱ、悪運が強いのね
あとは、マリンエクスプレスの赤い船が見れればパーフェクトだったのだが・・・
瀬戸内海経由だったのだろうか?
どうやら、延着のようだ。
ターミナルを歩き廻わったおかげで、日頃の運動不足を痛感してしまう羽目に。
さて次は、今宵のメインイベントが控えている。
実家に一旦戻り、北海道旅行へのインターミッションと行きますか。
「さんふらわあ さつま」船内サービス状況
スナック一覧
ニチレイ 冷凍食品: \450:焼ソバ・焼うどん・直火焼炒飯・たこ焼き・ナポリタン
・ホットドッグ・からあげチキン
\400:焼おにぎり
\350:フライドポテト・肉マン
ビール 各社 500ml:\450 350ml:\350
発泡酒 500ml:\350 350ml:\280
ジュース類 350ml:\150 500mlペットボトル:\200
コンセント: 1等室は2口コンセント1ヶ所
公室のコンセントは使用不可