東日本フェリー、手軽に“建造”ペーパークラフト、HPで人気 【写真】 2005/02/18 21:45
東日本フェリーの日本海航路(室蘭−直江津−博多)の「ニューれいんぼうらぶ」(一一、四○一トン)のペーパークラフト(模型)の設計図が、フェリー愛好者のホームページ(HP)で公開され、人気を集めている。(大能伸悟)
ペーパークラフトの製作者は九州大学大学院で生物学を専攻する椋田崇生(むくだたかお)助手(30)=福岡市在住=。三年前に小学生と同航路のフェリー船員の交流を描いた映画「白い船」を見たのがきっかけでフェリーの大ファンになり、船内の案内図を参考に約四カ月かけて設計図を作成。今年一月までに分かりやすい組み立て説明書も添え、知人が運営するHP「フェリー船員のページ」で公開した。HPの運営者を通じて映画の舞台となった島根県平田市立塩津小にも完成品を寄贈した。
設計図はA4判四枚。船は組み立てると全長約三十五センチ。トラックなどが積み込まれるフェリー独特の「ランプウェイ」やマスト、煙突などがリアルに表現され、「船首のカーブを表現するのに何度も作り直した」(椋田さん)という労作だ。
昨年十月にフェリーで室蘭を訪れたという椋田さんは「フェリーが停泊する室蘭港の雰囲気は心地よかった。九州にも航路存続を願っているファンは多い。室蘭でもぜひ作ってみてほしい」と話している。
「フェリー船員のページ」のアドレスはhttp://homepage1.nifty.com/h-ferry/
<写真:椋田さんが製作したペーパークラフト。HPから設計図をダウンロードし、カラー印刷すれば誰でもフェリーを「建造」できる>
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