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東日本フェリー「びいな」がギリシャに売却されて早4年、しかし、未だ改造がされず、係船されているそうです。
http://www.shipspotting.com/gallery/photo.php?lid=1405326
船名を変えただけで、まったくの手付かず。ブリッジ後方にある航路表示サインの函館‐青森が懐かしい。
これには何か訳があるのでしょうか?
※因みに、同サイトで1年後に売却された「ばにあ」 こちらはちゃんと使われてるのに。 http://www.shipspotting.com/gallery/photo.php?lid=1460626
どんなわけがあるのは、具体的には知りません(笑)。
しかし一般論として考えられることとしては、あるところで使うつもりで購入したものの、その話が無しになってしまったのでしょう。 現在、ギリシャは国内経済が混乱していて、フェリー会社各社も経営が危うくなってきています。例えば、東日本フェリーの船を何隻も購入していた大手のAnek Linesも、近々破産するかもという情報が流れているくらいです。 そうした事情から「びいな」は、「塩漬け状態」になったのではないですかね。
ということは、ANMEZにドタキャンされたという事ですか?
従って、ANEK LINESの元「はあきゆり」「へるめす」「SFつくば」「れいんぼうべる」この4隻の行方は一体、、、?
「はあきゆり」「へるめす」は、韓国の新設の会社が買ったと聞いています。釜山と門司の間で運航するという話です。「Cruise & Ferry Info」というスウェーデンの雑誌の2012年2月号でも報じられています(23ページ)。
Anek Linesに関しては、ギリシャの当局者が「この数か月内に破産するかも」と発言しているので、予断を許さない状況になっています。 ギリシャではゼネストが続いたりして、経済が混乱しているようなので、総じて不透明になっているようですね。 が、私のギリシャ人の知り合いは元気そうなので、国家存亡の危機という程、深刻な状況でもないような気もしたりしています。ま、日本も大変な危機に直面していますが、お互い様かな(笑)。
今から5年ほど前にギリシャに渡った「フェリーあまみ」は工事途中で財政問題で放置されてしまいました。
http://www.shipspotting.com/gallery/photo.php?lid=685570
謎の少年さん、こんにちは。
「びいな」の近況について、ピレウスの友人に聞いてみました。次のように回答してきました(抄訳)。 「Odysseas Elytis(元「びいな」)は、2009年にZante Ferriesが購入したもので、同社のエーゲ海市場参入のために、Adamandios Korais(元「びすば」、注、「びいな」の姉妹船。東日本フェリーから九四フェリーに1999年に売却され「九州」)を投入した後のことです。 当初、Adamandios Koraisは、ピレウス―パロス―ナクソス―イオス―サントリーニ航路に投入されたものの、この航路には速力が遅過ぎて、小さ過ぎました。Blue Star FerriesやHSW等の新造フェリーとの競争となって、この船には運が回って来なかったのです。 一方、Zante Ferriesは、別のエーゲ海航路に配船すべくこの姉妹船(注、「びいな」)を購入したのですが、Adamandios Koraisは、2隻を配船するための財政危機と重なり、失敗に終わりました。 そこで同社は、小型船にする決定をして、イオニア海の航路にOdysseas Elytis(元「びいな」)を配船したものの、計画は失敗に終わりました。現在、この船は未だに係船されていて、ザンテ港で錆付いており、遊んでいる状態です。先週、今年の夏にイオニア海で動かすという噂があったものの、運航するためには多くの作業が必要となることから、ハッキリしません。」 彼は、「もうギリシャが日本の中古船を購入することはなくなるのではないか」という悲観的な見方をしていました。とは言っても、今後は新船を建造するというのではなく、新船はもちろんのこと、中古船を購入して運航する余裕もなくなるのではないか、ということです。 以上、ご参考まで。
ギリシャに売船した「びいな」は、今も使われることなく回航当時のまま係船状態にあることや、日本から中古フェリーを購入したフェリー会社が危機的状況にあることなど、ちょっと寂しい思いになりました。
その一方で、インドネシアに売船した元「ばにあ」の活躍する画像をみて、売船引き継ぎをした一人として何かほっとするような、嬉しい気分になりました。海外売船した元HNFフェリーに関する情報ありがとうございます。
会話に入れる立場ではないのですが、
奥の深さと幅広いネットワークには感服します。
どう考えても疑問の門司航路に投入するのであれば、本当に心配です。
何度も就航、撤退の繰り返しの釜山ー門司航路ですが、本命はやはり博多航路の様です。 しかしながら博多に空きバースが無いので難しいと言うので近隣で下関か門司と言う事で選択しているようですね。 光陽ー下関航路は小型ながら以前よりRORO船を運航していた会社がフェリー(元ダイヤモンドフェリー)に変えたのでまだ貨物を持っているようですが、釜山と博多/下関は毎日運航でカメリアラインと関釜&釜関フェリーにてばっちりカバーしているので、「へるめす」級の大型船では、いくら中古船でもコストがかかって採算性が問題視されます。 強いて言えば、博多でカメリアライン(日本郵船と高麗海運との合弁)が、共同運航で現在の逆ダイヤ(釜山発昼→博多夕方着・博多発→釜山朝到着)を提携であれば旅客と貨物の融通が利くので可能かな? そうなると博多ー釜山便は、かなりの競争激化ですが・・・。 もしくは、釜山(馬山)ー博多ー金沢や境港経由・・・これは日本国内での積み下ろしが緩和されないと厳しいかな?(日本船なら可能ですが) どこかで聞いた話ですね・・・この航路ならパンスター? フェリーあまみ・・・この船は地元の福岡造船で建造された船なので、とても寂しいですね。
皆様、多数のご意見ありがとうございます。
ギリシャは今、経営が混乱して大変なようですが、一日でも早く元「びいな」ことOdysseas Elytisの元気に航海している姿が見たいものです。 元「はあきゆり」「へるめす」は、今後韓国で頑張ることになりますが、そちらも期待したいです。 |