天然の良港に恵まれた函館港は、国内でもいち早く外国と交易を始め、異国の文化を取入れながら発展してきました。また、古くから北洋漁業の基地としても栄えてきました。物流面でも函館港は北海道の玄関口として、北海道の開発、発展に大きく貢献してきました。 現在は、物流ルートの変化や北洋漁業の衰退により、かつての賑わいはなくなりましたが、今も本州と北海道を結ぶ重要な物流ルートの一つとしてその役目を担っています。 このように港、海にかかわりを持ちながら発展してきた函館ですが、そこに暮らす私たちは、意外と港や海への関心は薄いと思います。このことは函館に限ったことではなく、日本の港町はどこも同じように、港、海に関心は薄いように思います。 そこで、港や海にもっと目を向けていただければと思い、とりわけ津軽海峡で運航されているフェリーを利用した楽しみ方を三つのテーマ(View,Watching,Cruising)に分けて紹介してみました。