パンスターより傭船先のリベラに返船される事になった、「パンスターサニー」(もう1隻パンスターハニー=元ほるすもいます)ですが、いわずと知れた元「さんふらわあ みと」です。
忘れかけた所もありますが、元々「さんふらわあみと」と「さんふらわあつくば」の2隻と「ニューれいんぼうべる」と「ニューれいんぼうらぶ」の2隻をトレードして、ニューれいんぼう姉妹はそれぞれ、さんふらわあしれとこ&だいせつに変わり、大洗ー苫小牧のミッドナイト便として活躍しています。
一方日本海側は、2隻を交換で入手しても2隻運航の可能性は元々低く、1隻で減便対応し旅客思想を高めた運航スタイルで寄港地も増やすか変更の予定で交換しました。
交換後すぐに、さんふらわあみとはパンスターに傭船されるべく韓国のドックに向かいある程度改装を行い、微整備で日本にも里帰りを行い、大阪ー釜山航路につきました。
実際「パンスタードリーム(元さんふらわあくろしお)よりも貨物の積載能力は上なので重宝した部分もあったようです。
一方日本海航路に就く予定で改装計画を行っていた「さんふらわあつくば」ですが、外板や船底強度が軽量化仕様?の為に日本海を種に運航するには骨増しなどの補強工事が必要、及び客船とは言いませんが旅客思考にするには1デッキでは無理という事で1階層建て増しの工事・・・これは発電機や重心が変わることによる復元力の問題などお金とかなり掛かる事が判明し、検討する為に係船としていましたが、そのままギリシャに売却されました。
そこで傭船解除でパンスタサニー(さんふらわあみと」が帰ってくるわけですが、今後が気になります。
ほぼ「さんふらわあさつま&きりしま」と同規模姉妹船に近い船型です(さつま&きりしまの方が、より旅客思考ですが)
なんとかとどまって欲しい船の一つですね。
今の所、関門海峡を越える予定はないようなのでしばらくは釜山にて係船されるかもしれません。
私が最後にパンスターサニーを見たのは、今年の2009年1月1日に博多湾内で停泊中の姿です。
博多を基点に白い船航路に復帰するか?
来年等を見据えて
来年2011年、中国・上海万博への貨物や旅客輸送
再来年2012年、韓国・麗水国際博覧会への貨物や旅客輸送
ロケーション的には、この2港と博多を結ぶのには航空機の便数座席数の確保や繁忙期の価格と船での距離の短さによるアドバンテージはかなり船にもあると思われます。
実際はスポット的な運航より定期的な運航で安定して欲しいので、海外航路であれば博多と韓国もしくは中国、それとも3ヶ国の周遊コースのフェリーということで、貨物と旅客を輸送するにも適しているかと。
国内であれば、博多ー境港、舞鶴と敦賀(この2港は北海道へのジョイント)、金沢、新潟、室蘭・・日本海側
瀬戸内方面で、博多ー神戸、大阪(広島、松山)などのスポット寄港も兼ねた運用。
すべてにおいて確実なものは予想出来ませんが、売却の2文字だけで済んで欲しくないのが思いですね。
最悪、瀬戸内側だけなら、パンスターハニーでもありですが。